野球ブック中継〜 芝と土による野球本紹介 〜
芝と土が敬愛する野球選手の一人は、
「右手」がありません。
名前は、ジム・アボット投手。
生まれついた体のハンデに負けず、
アメリカ・メジャーリーグでバリバリ活躍しノーヒット・ノーランを達成した選手です。
いじめられては泣き帰った子どもの頃。
右手が使えない状況で、
「どうやったらうまくボールを投げられるか?」
「どうやったらボールを捕れるか?」
父親とキャッチボールをしながら試行錯誤し、
ついに「アボット・スイッチ」と呼ばれるテクニックを編み出す。
右脇でグラブを抱えて、左手でボールを投げると同時に、素早く左手にグラブをはめて捕球姿勢に入る。
試合での出来事。
対戦チームがアボット投手のハンデを狙って、
8人続けてバントを仕掛ける。
ところが、アボット投手は最初の打者をのぞく7人をアウトにした。
「誰にでも何らかの制限はあるんですよ。ボクの場合は、たまたまそれが他の人とは違った。だから他の人とは違うことを身につけたんです」
この濃いエピソードは、今回紹介する書籍の序盤に出てきます。
著者の広岡勲さんは新聞社の巨人担当記者を長らく務め、
その後、松井秀喜選手に求められてニューヨーク・ヤンキースに入団。球団広報に就く。そのメジャー・リーグ時代に出会った選手や過去のレジェンドたちの逸話をまとめたのが本書。
ほかにも心にしみるエピソード満載ですが、
載せたい欲求を抑えて、最後に本書から出題です。
「あら、いいじゃない。みんなオレオが好きでしょう。あんなにおいしいお菓子はないわ」
この言葉は、全力プレーの申し子、ヤンキースの名遊撃手だったデレク・ジーター選手の母親のフレーズ。
ジーター選手が子どもの時、妹が「オレオ、オレオ」とからかわれ、家に泣き帰ってきた。
ジーター兄弟は、黒人の父親と、白人の母親のハーフ。肌の色は黒人でもなく、白人でもない、中間の褐色。
黒人と白人の間に生まれたことを指して「オレオ」といわれ、それを聞いたジーター選手は怒り、「仕返しをしてやる!」と家を出ようとした彼に、母親が穏やかな表情でさっきの言葉を言いました。
ジーター選手は途端に怒りが萎えたそうです。
からかわれたと思うから腹が立つのであって、
みんなに愛されているお菓子のあだ名をつけてもらったと思えばいい。
母親の考え方に納得したジーター選手。
以来、ある質問を受けた時は、必ず決まった答え方をするそうです。
その言葉とは?
【芝と土がお勧めする読者層】
一つ星:話のネタ程度に
二つ星:読んでおいて損はない
三つ星:必読
●ハンデをかかえている人
☆☆☆
●バカにされて落ち込んでいる人
☆☆☆
●失敗を恐れている選手
☆☆☆
●選手のミスをすぐ怒ってしまうコーチ
☆☆☆
●野球の魅力を知りたい人
☆☆☆
「右手」がありません。
名前は、ジム・アボット投手。
生まれついた体のハンデに負けず、
アメリカ・メジャーリーグでバリバリ活躍しノーヒット・ノーランを達成した選手です。
いじめられては泣き帰った子どもの頃。
右手が使えない状況で、
「どうやったらうまくボールを投げられるか?」
「どうやったらボールを捕れるか?」
父親とキャッチボールをしながら試行錯誤し、
ついに「アボット・スイッチ」と呼ばれるテクニックを編み出す。
右脇でグラブを抱えて、左手でボールを投げると同時に、素早く左手にグラブをはめて捕球姿勢に入る。
試合での出来事。
対戦チームがアボット投手のハンデを狙って、
8人続けてバントを仕掛ける。
ところが、アボット投手は最初の打者をのぞく7人をアウトにした。
「誰にでも何らかの制限はあるんですよ。ボクの場合は、たまたまそれが他の人とは違った。だから他の人とは違うことを身につけたんです」
この濃いエピソードは、今回紹介する書籍の序盤に出てきます。
著者の広岡勲さんは新聞社の巨人担当記者を長らく務め、
その後、松井秀喜選手に求められてニューヨーク・ヤンキースに入団。球団広報に就く。そのメジャー・リーグ時代に出会った選手や過去のレジェンドたちの逸話をまとめたのが本書。
ほかにも心にしみるエピソード満載ですが、
載せたい欲求を抑えて、最後に本書から出題です。
「あら、いいじゃない。みんなオレオが好きでしょう。あんなにおいしいお菓子はないわ」
この言葉は、全力プレーの申し子、ヤンキースの名遊撃手だったデレク・ジーター選手の母親のフレーズ。
ジーター選手が子どもの時、妹が「オレオ、オレオ」とからかわれ、家に泣き帰ってきた。
ジーター兄弟は、黒人の父親と、白人の母親のハーフ。肌の色は黒人でもなく、白人でもない、中間の褐色。
黒人と白人の間に生まれたことを指して「オレオ」といわれ、それを聞いたジーター選手は怒り、「仕返しをしてやる!」と家を出ようとした彼に、母親が穏やかな表情でさっきの言葉を言いました。
ジーター選手は途端に怒りが萎えたそうです。
からかわれたと思うから腹が立つのであって、
みんなに愛されているお菓子のあだ名をつけてもらったと思えばいい。
母親の考え方に納得したジーター選手。
以来、ある質問を受けた時は、必ず決まった答え方をするそうです。
その言葉とは?
【芝と土がお勧めする読者層】
一つ星:話のネタ程度に
二つ星:読んでおいて損はない
三つ星:必読
●ハンデをかかえている人
☆☆☆
●バカにされて落ち込んでいる人
☆☆☆
●失敗を恐れている選手
☆☆☆
●選手のミスをすぐ怒ってしまうコーチ
☆☆☆
●野球の魅力を知りたい人
☆☆☆